【記事案137】上海港が16年連続世界1位!アジア主要港・新興港の年間コンテナ取扱量(2025年)をチェック

2025年の物流はどうだった?アジア主要港のコンテナ取扱量を確認

2025年の年間コンテナ取扱量は、前年に続き上海港が世界1位となり、16年連続で首位の座を守りました。
※2025年は速報値ベースですが、上海港の優位性は引き続き明確であり世界最大のコンテナ港としての地位を維持しています。

今回は、上海港とシンガポール港の推移を軸にしつつ、近年存在感を高めているマレーシアのポートクラン港やタンジュン・ペラパス港なども含め、アジア主要港・新興港の年間コンテナ取扱量の変化をグラフで確認します。

2025年も堅調、上海港とシンガポール港の年間コンテナ取扱量の推移

2012年から2025年までの上海港、シンガポール港の年間コンテナ取扱量をグラフにすると以下のようになります。
※2025年の数値は報道されている速報値で確定値ではありません。

グラフを見ると、上海港は2012年以降、一貫してコンテナ取扱量を拡大しており、2025年も約5,506万TEUと高水準を維持しています。多少の増減はあるものの、長期的には右肩上がりの推移が続いており、世界最大のコンテナ港としての地位は揺るいでいません。

一方のシンガポール港も、2020年前後の停滞期を経て再び増加基調に転じ、2025年には約4,466万TEUまで回復しました。上海港との差はなお大きいものの、積み替え拠点としての強みを背景に、世界有数のハブ港として安定した取扱量を確保しています。

現状の推移を見る限り、当面は上海港とシンガポール港の順位に大きな変動は見られず、今後もこの2港が世界の物流を牽引していく構図が続きそうです。

タンジュン・ペラパス港は前年比14%増の大躍進。マレーシア2港と香港港の推移

2012年から2025年までのポートクラン港、タンジュン・ペラパス港、香港港の年間コンテナ取扱量をグラフにすると以下のようになります。
※2025年は速報値ベースです。

グラフを見ると、ポートクラン港は2012年以降、中長期的にコンテナ取扱量を拡大しており、2025年には約1,514万TEUと過去最高水準に達しています。安定した増加基調が続いている点は、マレーシア最大のコンテナ港としての成長を象徴しています。
また、2024年には世界第10位へ初めてランクインしており、2025年のランキングの動向にも注目が集まります。

一方、タンジュン・ペラパス港は直近数年で取扱量を大きく伸ばしており、2025年は前年比14%増の約1,403万TEUと大幅な成長を記録しました。
2024年時点では世界15位、香港港は世界12位でしたが、2025年のコンテナ取扱量を見ると、すでにタンジュン・ペラパス港が香港港を上回っており、ランキングが入れ替わっていることがわかります。

2025年は、上位港の堅調な推移に加え、マレーシア2港の躍進が目立つ結果となりました。
2026年はどのような動きを見せるのか、今後も定期的にレポートしていきます。

※大谷シッピングでは、マレーシア、中国、ベトナム、インド、中東、アフリカや欧州への海上輸送も積極的に取り扱っています。多数の実績がありますので、ご入用の際はぜひお問い合わせください。